Q&A 直動機器
お客様から寄せられました「よくある質問」をQ&A形式で掲載しています。質問をクリックして回答へお進みください。
パワーシリンダ
Q&A内で語句を

Q1 | パワーシリンダは環境にやさしいのでしょうか? | ||||||||||||||||
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A1 | 使用条件や計算基準により異なりますが、一般的に電力消費量は油圧シリンダの1/3、エアシリンダの1/10程度と考えられています。 | ||||||||||||||||
Q2 | RoHS指令に対応できますか? | ||||||||||||||||
A2 | 使用部品を見直し、ほとんどの機種において標準でRoHS指令に対応しています。 | ||||||||||||||||
Q3 | パワーシリンダの給脂サイクルはどのくらいですか? | ||||||||||||||||
A3 | 給脂栓がなく、給脂ができないものもありますが、給脂のできるタイプは添付の表の通り給脂してください。
・上表値は、より長く使用していただくための値であり、寿命を示す値ではありません。 ・上記の表は目安です。各シリーズの給油サイクルについては取扱い説明書にてご確認をお願いします。質問へ戻る | ||||||||||||||||
Q4 | 減速部のグリースの交換の必要性はありますか? | ||||||||||||||||
A4 | パワーシリンダは高品質のグリースを封入していますので、そのまま一定期間使用することができます。 | ||||||||||||||||
Q5 | 違うメーカーのグリースが混ざっても大丈夫ですか?また、初期グリースは指定できますか? | ||||||||||||||||
A5 | カタログの推奨グリースであれば、基油が同じであるため、混ざっても特に問題はありません。
注) ・JWGS100Gは、100g容器で別売しています。 ・上記に記載の商品名は各社の商標または登録商標です。 ・Uシリーズ(Uシリーズマルチ含む)については専用グリースとなりますので、詳細はカタログ及び取扱い説明書にてご確認をお願いします。質問へ戻る | ||||||||||||||||
Q6 | パワーシリンダの減速部と作動部でなぜグリースのちょう度が違うのですか? | ||||||||||||||||
A6 | 減速部はグリースバス方式としています。ギヤの攪拌抵抗を低減させるため、少し柔らかいちょう度No.1を採用しています。 | ||||||||||||||||
Q7 | 台形ネジ・ボールネジの寿命はどのくらいですか? | ||||||||||||||||
A7 | 台形ネジ: | ||||||||||||||||
Q8 | ブレーキ付モータのブレーキ寿命はどのくらいですか? また、ブレーキトルクの調整はできますか? | ||||||||||||||||
A8 | ブレーキの寿命は負荷トルク、負荷慣性、ブレーキ結線、保守などで変わりますが、総制動回数は、100万~200万回程度と考えています。 | ||||||||||||||||
Q9 | 屋外仕様の場合、雨水がかかっても大丈夫ですか? | ||||||||||||||||
A9 | 屋外仕様とは全く水が入らない構造ということではありません。 | ||||||||||||||||
Q10 | 腐食性雰囲気で使用可能ですか? | ||||||||||||||||
A10 | 酸・アルカリ・塩分などの腐食性雰囲気があり、それぞれに合わせた塗装・表面処理・材料を変更しての対応が可能です。 | ||||||||||||||||
Q11 | クリーンルームで使えますか? | ||||||||||||||||
A11 | クリーン度の保証はできませんが、多くの納入実績を持っています。 | ||||||||||||||||
Q12 | パワーシリンダの使用可能温度範囲は? | ||||||||||||||||
A12 | 標準的なパワーシリンダは0~40°Cの範囲で使用可能です。低温側はシリーズにより異なりますのでカタログをご参照ください。 | ||||||||||||||||
Q13 | パワーシリンダの使用環境で標高1000mを超えても使えますか? | ||||||||||||||||
A13 | モータを標高1000mを超えて、ご使用の場合は、空気が希薄となる為、冷却効果が低下します。使用サイクルで温度上昇をチェックする必要がありますので、使用サイクルをご連絡の上、当社へお問い合わせください。 | ||||||||||||||||
Q14 | 手動でパワーシリンダのストロークの調整ができますか? | ||||||||||||||||
A14 | ほとんどの機種において、手動操作軸を設けており、ストロークの調整が行えます。 | ||||||||||||||||
Q15 | カタログの許容起動頻度を超えて使用した場合、どうなりますか? | ||||||||||||||||
A15 | 許容起動頻度はモータ・ブレーキ・ネジの発熱を考えて規制しています。 | ||||||||||||||||
Q16 | パワーシリンダは押し側と引き側で推力は変わりますか? | ||||||||||||||||
A16 | 油圧シリンダとエアシリンダではオイルまたはエア吸排の関係で押し側と引き側で推力が変わります。 | ||||||||||||||||
Q17 | 特殊モータにも対応可能ですか? | ||||||||||||||||
A17 | 海外規格モータ : UL、CE、CCCなどのモータの取付けが可能です。 | ||||||||||||||||
Q18 | パワーシリンダの停止精度を上げるにはどうしたらいいですか? | ||||||||||||||||
A18 | ブレーキはモータと同時結線としています。停止精度を上たい場合、ブレーキとモータを別結線に変更してください。 | ||||||||||||||||
Q19 | 台形ネジタイプのシリンダでブレーキは必要でしょうか? | ||||||||||||||||
A19 | 台形ネジのセルフロック性により荷重の保持が可能ですが、振動や衝撃が起こった場合、停止位置が変化することがあります。 | ||||||||||||||||
Q20 | トルクリミター付のパワーシリンダのトルク設定はどのようになっていますか?また、設定トルクの低下はありますか? | ||||||||||||||||
A20 | パワーシリンダの定格推力に対して、150~200%で設定しています。トルクリミターは摩擦式のクラッチですので、短時間で数回のスリップであれば、トルク低下は少なくそのままご使用は可能ですが、長時間スリップした場合は設定トルクが大きく低下し、モータトルクを伝達できず、シリンダが作動できない場合があります。 | ||||||||||||||||
Q21 | ストロークエンドで内部当て止めをしても問題ありませんか? | ||||||||||||||||
A21 | エコシリーズ CDSタイプ、Fシリーズ(100~400Nタイプ:過負荷検知ユニットとの併用が必要です。)以外は当て止めできません。 | ||||||||||||||||
Q22 | パワーシリンダを2台連動で使用する場合、何故2台ともストローク調整用のリミットスイッチが必要なのですか? | ||||||||||||||||
A22 | 複数台連動の場合、パワーシリンダはそれぞれのモータでの駆動となります。 | ||||||||||||||||
Q23 | ストローク調整用外部リミットスイッチは何個まで取付けられますか? | ||||||||||||||||
A23 | Tシリーズで横取付けの場合、配線を考え、150mm間隔で取付可能です。縦取付けの場合、50mm間隔で取付け可能です。 | ||||||||||||||||
Q24 | パワーシリンダ用のロータリエンコーダの出力形態はどうなっていますか?また、特殊対応も可能ですか? | ||||||||||||||||
A24 | 標準の出力信号はインクリメンタル方式です。アブソリュート方式をご検討される場合は別途ご相談ください。 | ||||||||||||||||
Q25 | 塗装がはがれた場合、どうしたらいいですか? | ||||||||||||||||
A25 | 塗装がはがれたとしても、パワーシリンダの性能に影響はありませんが、その部分から錆が発生しますので、上から塗装などを施してください。 | ||||||||||||||||
Q26 | パワーシリンダのロッド回転防止は必要でしょうか? また、オプションの外部リミットスイッチユニットのLSロッドで回転防止は行えますか? | ||||||||||||||||
A26 | パワーシリンダは構造上、回転力がロッドに発生します。リンク機構などではそれ自体で回転力を許容できる場合が多いのですが、ロープやチェーンなどを引っ張る場合、チェーンやロープは回転力を許容できず、捩れてしまいますので、別途ガイド機構を設けるか、シリンダ自体にオプションの『ロッド回り止め』をお選びください。 | ||||||||||||||||
Q27 | パワーシリンダにガタはありますか? | ||||||||||||||||
A27 | 先端金具や取付金具の隙間は穴部分H10、ピン部分d9 でガタが発生します。 | ||||||||||||||||
Q28 | トラニオン金具が固着しました。どうしたらいいですか? | ||||||||||||||||
A28 | トラニオン金具が固着した場合、その部分を溶断するしかありません。 |