Q&A  電気式制御機器

お客様から寄せられました「よくある質問」をQ&A形式で掲載しています。質問をクリックして回答へお進みください。

ショックモニタ®

Q&A内で語句

選定

Q1 TSM4000用のセンサケーブル50mが欲しいのですが、対応可能でしょうか?
Q2 TSM4000用のI/Oケーブル5mが欲しいのですが、対応可能でしょうか?
Q3 取扱説明書にて0.4kW(400V)モータの定格電流値1.2Aと記載していますが、例として使用するモータの定格電流値が0.95Aの時、設定をモータ定格の100%に設定したい場合、0.95/1.2=79%なるので、この時79%に設定すれば100%になるという認識でよろしいでしょうか?

仕様

Q4 ショックモニタは電力検出していますが、電力値=電圧×電流×力率(位相差 0~1)です。パラメータの中で力率を設定する項目がありませんが、どのように電力値を計算しているのですか?
Q5 TSM4000のアナログ出力について、取扱説明書ではコネクタ番号5「Aout」、12「0V」と記載ありますが、5が「+」、12が「-」で良いのでしょうか?
Q6 TSM4000で制御電源電圧がDC48Vの時、特形品で対応可能でしょうか。
Q7 TSM4000でモニタモードよりsetキーを押してkW、電流値、電圧、周波数を表示させた時、この表示の状態で負荷監視は行っているのでしょうか。
Q8 インバータ駆動の場合、取扱説明書では、ショックモニタをインバータの2次側に接続していますが、相対値しか使用しない場合、インバータの1次側に接続して使用する事は、可能でしょうか?
Q9 TSM4000でモータの電源電圧が480Vですが、使用可能でしょうか。
Q10 TSM4000において、電源周波数333Hzで使用したいが可能か?また特型で対応可能な場合、周波数の上限はあるのか?
Q11 単相モータでの使用における注意点はありますか?
Q12 「移動平均サンプリング数」とは何でしょうか?
Q13 TSM4000を使用していて停電になった場合はどのようになるでしょうか。
Q14 TSM4000M1(接触検知形)を使用しているときに、OUT1の負荷率が10%程度しかなく、負荷率を上げたいときはどうすればいいでしょうか?
Q15 ショックモニタの熱帯処理品は対応可能でしょうか?
Q16 TSM4000の検出精度を教えて下さい。
Q17 TSM4000の電力演算ですが、力率は0~1で可変でよろしいでしょうか。力率は可変か固定かご教示ください。
Q18 取扱説明書にてインバータ駆動時のトルク監視・電力監視の違いについて、またトルク監視の注意点が記載していますが、どちらがいいのでしょうか?
Q19 TSM4000で、アナログ出力をテストモードで出力したいのですが可能でしょうか?

使用方法

Q20 取扱説明書の注意事項に「CRソーバを実装してください」とありますが、CRソーバとは何ですか?
Q21 倍電抵抗器に繋ぐ線はどのような太さの線が必要なのでしょうか?
Q22 取説に「ショックモニタからの熱を逃がすために、他の機器や壁あるいは配線ダクトから左図に示す間隔をあけて下さい」と記載有ります(左右1cm、上下10cm)。がショックモニタから発生する熱量を教えて下さい。
Q23 取説に「ショックモニタからの熱を逃がすために、他の機器や壁あるいは配線ダクトから左図に示す間隔をあけて下さい(左右1cm、上下10cm)」とかいてありますが、なぜ上下は10㎝必要なのでしょうか?
Q24 TSM4000でHigh1:135%、High2:100%のようにHigh2がHigh1より低いと問題はありますか。
Q25 ショックリレーでは出力リレーの最小許容負荷の項目に「出力リレーの接点を・・・微小電流用リレーを介して・・・」と記載ありますが、ショックモニタには記載がありません。ショックモニタの場合は不要なのでしょうか?
Q26 TSM4000の基本形の場合、High1,High2,Low共に負トルクの監視も出来るとありますが、どのような場合に負トルクが発生するのでしょうか?
Q27 TSM4000でインバーターと交流リアクトルを使用します。インバーターの2次側に交流リアクトルを取付けていると、ショックモニタは交流リアクトルの前後どちらに取付けるべきなのでしょうか。

その他

Q28 TSM4000(基本型)を購入しましたが、パネル取付けに変更できますか。
Q29 TSM4000でパラメータを設定して出荷することは可能でしょうか。
Q30 倍電抵抗器TSM4-PR2について教えて下さい。
1.TSM4-PR2は何用でしょうか?
2.TSM4-PR1との違いは?
3.TSM4000(非CE規格品)とTSM4-PR2(CE規格品)を組み合わせて使用可能でしょうか?
Q31 倍電抵抗器と減圧トランスは同じ意味でしょうか?また、減圧トランスはショックモニタに使用できますか?
Q32 TSM4000のCEマーキング対応は可能でしょうか。
Q33 TSM4000はCCCに対応可能でしょうか。
Q34 TSM4000はUL規格に対応可能でしょうか?
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Q1 TSM4000用のセンサケーブル50mが欲しいのですが、対応可能でしょうか?
A1

TSM4000センサケーブルは30mまでの保証となります。

これ以上長くなると外乱の影響を受けやすくなり、精度に影響するため対応不可となります。

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Q2 TSM4000用のI/Oケーブル5mが欲しいのですが、対応可能でしょうか?
A2

TSM4000のI/Oケーブルは3mまでの保証となります。

3m以上は対応不可となります。

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Q3 取扱説明書にて0.4kW(400V)モータの定格電流値1.2Aと記載していますが、例として使用するモータの定格電流値が0.95Aの時、設定をモータ定格の100%に設定したい場合、0.95/1.2=79%なるので、この時79%に設定すれば100%になるという認識でよろしいでしょうか?
A3

参考にはなりますが、電流は比例でないので正確ではありません。

精度が必要であれば電力計で実際に測定し比較する必要があります。

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Q4 ショックモニタは電力検出していますが、電力値=電圧×電流×力率(位相差 0~1)です。パラメータの中で力率を設定する項目がありませんが、どのように電力値を計算しているのですか?
A4

ショックモニタは電流と電圧を波形(正弦波)で表し、それをベクトル計算として処理し、その結果を電力量として表示しています。

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Q5 TSM4000のアナログ出力について、取扱説明書ではコネクタ番号5「Aout」、12「0V」と記載ありますが、5が「+」、12が「-」で良いのでしょうか?
A5

5が「+」、12が「-」で間違いありません。

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Q6 TSM4000で制御電源電圧がDC48Vの時、特形品で対応可能でしょうか。
A6

特形品でも対応不可です。

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Q7 TSM4000でモニタモードよりsetキーを押してkW、電流値、電圧、周波数を表示させた時、この表示の状態で負荷監視は行っているのでしょうか。
A7

電力演算はしていますが、リレー出力しません。

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Q8 インバータ駆動の場合、取扱説明書では、ショックモニタをインバータの2次側に接続していますが、相対値しか使用しない場合、インバータの1次側に接続して使用する事は、可能でしょうか?
A8

インバータの一次側に接続すると電力が正しく検出できません。

インバータの二次側に配線しご使用いただくようお願いします。

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Q9 TSM4000でモータの電源電圧が480Vですが、使用可能でしょうか。
A9

TSM4000の許容電源電圧は500Vです。

電源電圧は一般的に±10%変動すると考えると、480V×1.1=528Vとなり、許容値を超えるため使用不可となります。

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Q10 TSM4000において、電源周波数333Hzで使用したいが可能か?また特型で対応可能な場合、周波数の上限はあるのか?
A10

特形品(高周波仕様)で対応可能です。

周波数の上限はありませんが、お客様の使用条件によります。

また、120Hz以上では精度が低下します。

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Q11 単相モータでの使用における注意点はありますか?
A11

単相の小形モータは定格電流と無負荷電流の差が小さく、定格電流より低い設定などの場合は検出が困難です。

電流変化が大きく出ることが前提となります。

小形モータの場合は電流値が小さく貫通数を増やす必要がありますが、物理的に通せない場合があります。

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Q12 「移動平均サンプリング数」とは何でしょうか?
A12

例えば「5」に設定した場合、

1回目…1~5の平均

2回目…2~6の平均

3回目…3~7の平均

というように平均をとる負荷が順に移動していきます。

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Q13 TSM4000を使用していて停電になった場合はどのようになるでしょうか。
A13

瞬時停電0.1s以内であれば動作に支障なく、監視およびリレー出力を保持できます。

瞬時停電によりモータの電圧、電流に変化があった場合も通常の負荷監視として動作します。

0.1s以上の停電があった場合には、ショックモニタの電源が落ちる可能性があり、その場合は監視不可およびリレー出力も復帰します。

停電解除後は、CPUイニシャル時間経過後に正常監視状態に戻ります。

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Q14 TSM4000M1(接触検知形)を使用しているときに、OUT1の負荷率が10%程度しかなく、負荷率を上げたいときはどうすればいいでしょうか?
A14

電流センサへの巻数を2倍にすれば負荷率表示も2倍になります。

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Q15 ショックモニタの熱帯処理品は対応可能でしょうか?
A15

製品本体のプリント基板をコーティングする仕様があります。

熱帯通過で湿度を懸念されるようであればシリカゲル等の防湿剤の使用も推奨します。

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Q16 TSM4000の検出精度を教えて下さい。
A16

検出精度は±2%です。

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Q17 TSM4000の電力演算ですが、力率は0~1で可変でよろしいでしょうか。力率は可変か固定かご教示ください。
A17

力率はモータ負荷率により変化します。

ショックモニタは直接力率を検出していませんが、電力演算で結果として力率を含んだ値で計算しています。

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Q18 取扱説明書にてインバータ駆動時のトルク監視・電力監視の違いについて、またトルク監視の注意点が記載していますが、どちらがいいのでしょうか?
A18

インバータ使用時に必ずトルク監視にする必要はありません。

周波数を変化させる場合には、工程切替機能で設定値を変更することもできるので、電力監視で使用いただくケースが多いと認識しています。

トルク監視では周波数が低いところでは精度が大きく落ち、その範囲で使用される場合には設定値に十分に気をつける必要があり、その場合には電力監視の方が設定しやすいのではと考えます。

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Q19 TSM4000で、アナログ出力をテストモードで出力したいのですが可能でしょうか?
A19

カタログや取扱説明書には記載がありませんが可能です。

I/Oケーブルを接続している場合に限り、テストモードでH1 Tripで「SETボタン」を押し続けている間→約5Vが出力されます。

H2 Tripで「SETボタン」を押し続けている間→約10Vが出力されます。

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Q20 取扱説明書の注意事項に「CRソーバを実装してください」とありますが、CRソーバとは何ですか?
A20

CRサージアブソーバーのことです。
C(コンデンサ)とR(抵抗器)を複合したサージアブソーバです。

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Q21 倍電抵抗器に繋ぐ線はどのような太さの線が必要なのでしょうか?
A21

流れる電流値は2mA程度なので、0.5sqもあれば十分だと考えます。

※あまりに細い線を使用すると断線する可能性もありますので、ある程度の太さは必要です。

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Q22 取説に「ショックモニタからの熱を逃がすために、他の機器や壁あるいは配線ダクトから左図に示す間隔をあけて下さい」と記載有ります(左右1cm、上下10cm)。がショックモニタから発生する熱量を教えて下さい。
A22

消費電力10VAです。

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Q23 取説に「ショックモニタからの熱を逃がすために、他の機器や壁あるいは配線ダクトから左図に示す間隔をあけて下さい(左右1cm、上下10cm)」とかいてありますが、なぜ上下は10㎝必要なのでしょうか?
A23

本体の下寸法についてはI/Oケーブルを使用の場合に干渉する恐れがあり、その場合には10cmの確保が必要になります。

I/Oケーブルを使用しない場合は、上下1㎝で問題ありません。

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Q24 TSM4000でHigh1:135%、High2:100%のようにHigh2がHigh1より低いと問題はありますか。
A24

High2の方が低くても問題ありません。

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Q25 ショックリレーでは出力リレーの最小許容負荷の項目に「出力リレーの接点を・・・微小電流用リレーを介して・・・」と記載ありますが、ショックモニタには記載がありません。ショックモニタの場合は不要なのでしょうか?
A25

記載していないだけで、ショックリレーもショックモニタも考え方は同じです。

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Q26 TSM4000の基本形の場合、High1,High2,Low共に負トルクの監視も出来るとありますが、どのような場合に負トルクが発生するのでしょうか?
A26

最小適用負荷を満たさなければ、微小電流用リレーが必要です。

モータを駆動する場合は通常は正トルクですが、例えば昇降機(エレベータなど)の場合は、上昇時は正トルクですが下降時は負トルクになります。

下降の場合にモータは力をだすのではなく、ずれ落ちないようモータ自身でブレーキを掛けながら回りますのでこの状態が負トルクになります。

(例)インバータ運転で急減速している場合

(例)負荷に引っ張られて運転している場合

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Q27 TSM4000でインバーターと交流リアクトルを使用します。インバーターの2次側に交流リアクトルを取付けていると、ショックモニタは交流リアクトルの前後どちらに取付けるべきなのでしょうか。
A27

インバータの二次側に交流リアクトルを取付ける場合においてのショックモニタの使用は推奨できません。二次側電圧が変動し破損の恐れがあります。

交流リアクトルは一次側に取り付けていただき、二次側にショックモニタを取付ください。

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Q28 TSM4000(基本型)を購入しましたが、パネル取付けに変更できますか。
A28

基本型でもパネル取付用金具を使用すれば取付けは可能です。

但し、ソケット端子の向きが逆になるので配線が難しくなります。

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Q29 TSM4000でパラメータを設定して出荷することは可能でしょうか。
A29

対応不可です。設定して出荷後客先で設定値を変更した場合、変更したことが分かりませんので、トラブルになる可能性があります。

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Q30 倍電抵抗器TSM4-PR2について教えて下さい。
1.TSM4-PR2は何用でしょうか?
2.TSM4-PR1との違いは?
3.TSM4000(非CE規格品)とTSM4-PR2(CE規格品)を組み合わせて使用可能でしょうか?
A30

1.TSM4-PR2はCE規格対応品です。

※ショックモニタ本体もCE規格対応品の必要があります。

2.外観寸法は同一ですが、内部抵抗が違います。PR1は100kΩ、PR2は300kΩです。

3.内部抵抗が異なっていますので、組み合わせを間違えると焼損にいたる恐れがあります。

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Q31 倍電抵抗器と減圧トランスは同じ意味でしょうか?また、減圧トランスはショックモニタに使用できますか?
A31

両者は異なるもので、倍電抵抗器はショックモニタ専用のオプションでトランスの一種ではなく、減圧トランスはショックモニタには使用できません。

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Q32 TSM4000のCEマーキング対応は可能でしょうか。
A32

対応可能ですが、ショックモニタの操作電源電圧はDC24Vとなります。

なお、電流センサはCE宣言不要ですが、倍電抵抗器が必要な場合はCE規格対応品のTSM4-PR2(見積品)をご使用ください。

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Q33 TSM4000はCCCに対応可能でしょうか。
A33

CCC認証は対応していません。

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Q34 TSM4000はUL規格に対応可能でしょうか?
A34

TSM4000全機種共、UL規格に対応していません。

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