トラブルシューティング 直動機器

リニパワージャッキ

※ジャッキのトラブルのほとんどが潤滑不良や選定不良、据付不良に起因しております。
 万が一トラブルが発生した場合はこのトラブルシューティングガイドに沿って適切な対策処置を実施ください。

1 ギヤケース破損
2 入力軸破損
3 ベアリング破損
4 トラベリングナットやウォームホイールの異常摩耗
5 ボールナットの破損、異常摩耗
6 ネジ軸の破損、異常摩耗ネジ軸からの異音
7 ギヤケース表面温度の異常(80℃を超える)
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1 ギヤケース破損
原因1 過負荷 対策 負荷を軽くするかジャッキを適正な容量のものに変更してください。
原因2 不適切な支持 対策 ジャッキをしっかりした架台に取付け正確な心出しを行ってください。
原因3 衝撃 対策 衝撃が加わらないように緩衝装置を取付けてください。
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2 入力軸破損
原因1 心出し不良 対策 筒カップリング等の使用は、軸の破損を起こし易くなります。フレキシブルカップリングをご使用ください。
対策 必要とされる同心度に調整してください。
原因2 過剰オーバハングロード 対策 カタログ値以下となるよう調整してください。
原因3 過負荷 対策 ギヤケース破損の1を参照してください。
原因4 衝撃負荷 対策 衝撃負荷が加わらないように安全装置を併用ください。
原因5 過剰入力 対策 数台のジャッキを直列に接続するとき、最初のジャッキの入力軸には、軸強度による制限が生じます。カタログ値を超えるようでしたら負荷を軽くするか、大きな容量のジャッキに変更してください。
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3 ベアリング破損
原因1 過負荷 対策 ギヤケース破損の1を参照してください。
原因2 過剰オーバハングロード 対策 入力軸破損の2を参照してください。
原因3 カップリング心出し不良 対策 入力軸破損の1を参照してください。
原因4 カップリング軸方向調整 対策 入力軸に軸方向の荷重が加わらないようにカップリングの位置と長さを調整してください。
原因5 ウォームホイル用ベアリングへの外力の作用 対策 ベアリングには、規定の予圧を与えてありますが、負荷が接続されていない場合入力軸は自由に回すことが出来ます。これが重たい場合、入力軸の軸方向になんらかの力が加わっている可能性がありますので取り除いてください。
原因6 潤滑不良 対策 本取扱説明書の5.保守・点検の項を参照し必要な潤滑を行ってください。
原因7 衝撃荷重 対策 入力軸破損の4を参照してください。
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4 トラベリングナットやウォームホイールの異常摩耗
原因1 過負荷 対策 ギヤケース破損の1を参照してください。
原因2 潤滑不良 対策 ベアリング破損の6を参照してください。
原因3 調整、据付不良 対策 負荷はネジ軸と同軸上に作用するようにしてください。
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5 ボールナットの破損、異常摩耗
原因1 過負荷 対策 ギヤケース破損の1を参照してください。
原因2 調整、据付不良 対策 負荷はネジ軸と同軸上に作用するようにしてください。
原因3 潤滑不良 対策 ベアリング破損の6を参照してください。
原因4 選定不良 対策 カタログの寿命と負荷の関係を再確認願います。
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6 ネジ軸の破損、異常摩耗ネジ軸からの異音
原因1 過負荷 対策 ギヤケース破損の1を参照してください。
原因2 調整、据付不良 対策 ボールナットの破損の2を参照してください。
原因3 横荷重 対策 横荷重が加わらないようにガイドなどを設置してください。
原因4 潤滑不良 対策 ベアリング破損の6を参照してください。
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7 ギヤケース表面温度の異常(80℃を超える)
原因1 過負荷 対策 ギヤケース破損の1を参照してください。
原因2 潤滑不良 対策 ベアリング破損の6を参照してください。
原因3 心出し不良 対策 入力軸破損の1を参照してください。
対策 ネジ軸破損の3を参照してください。
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