Q&A  機械式過負荷保護機器

お客様から寄せられました「よくある質問」をQ&A形式で掲載しています。質問をクリックして回答へお進みください。

トルクリミター・トルクリミターカップリング

Q&A内で語句

Q1 摩擦板はアスベストを使用していますか?
Q2 摩擦板材質は?
Q3 TL200のシャフトへの位置決め方法は?
Q4 トルクリミターカップリングをカタログ最高回転速度以上で使用したいのですが。
Q5 水・油がかかる環境で使用可能でしょうか?
Q6 どこまで大きなサイズを製作できますか?
Q7 TL350-2NAとありますが、NAは何を意味しますか?
Q8 TL250-1とTL250-2の違いは何ですか?
Q9 ブシュの役目は?
Q10 TL500-1にスプロケットRS50-30Tをつける場合、ブシュはどれを選べばよいですか?
Q11 スプロケットの加工寸法は?
Q12 軸穴加工はして頂けますか?
Q13 トルク設定をする場合の0ポイントはどうして決めますか?
Q14 トルク設定はどのようにすればよいか教えてください。
Q15 トルク設定はしていただけますか?
Q16 スプロケット付、軸穴工済み品の出荷時のトルク設定はどうなっていますか?
Q17 TL350-1にRS50の歯数20Tを使いたいのですが可能ですか?
Q18 過負荷時のスリップを電気的に検出したいのですが。
Q19 トルクリミターカップリングでトルクリミター側あるいはカップリング側のどちらをモータ側に向けたらよいでしょうか?
Q20 TL200-1で注文するとブシュはついてきますか?
Q21 TL250用の摩擦板と皿バネを注文したいのですができますか?
Q22 センタメンバとは何ですか?
Q23 RoHS適合状況を教えてください。
回答へ
Q1 摩擦板はアスベストを使用していますか?
A1

現在は使用していません。1987年5月以前はアスベストを含む摩擦板を使用していました。
1987年6月~1990年9月まではアスベストを含むものとノンアスベスト品を併売。
1990年以降はノンアスベスト品を標準採用しております。

質問へ戻る
Q2 摩擦板材質は?
A2

本摩擦材は無機・有機繊維と樹脂をベースに摩擦安定剤、補強材などを添加し、金型成型しております。

質問へ戻る
Q3 TL200のシャフトへの位置決め方法は?
A3

軸止め輪あるいはエンドプレートをご使用ください。

質問へ戻る
Q4 トルクリミターカップリングをカタログ最高回転速度以上で使用したいのですが。
A4

スプロケットを歯先高周波焼入品にすれば、TL200~TL700のサイズは1800r/min、
それ以上のサイズは約800r/minまでご使用いただけます。

質問へ戻る
Q5 水・油がかかる環境で使用可能でしょうか?
A5

標準品ではご使用になれません。摩擦板に水や油がかかると摩擦係数が変わりますのでスリップトルクが変わります。
また、錆の原因にもなります。対策品等によりご使用いただける場合がありますので都度ご相談ください。

質問へ戻る
Q6 どこまで大きなサイズを製作できますか?
A6

15000N・mまで対応できます。それ以上のスリップトルクが必要な場合は都度ご相談ください。

質問へ戻る
Q7 TL350-2NAとありますが、NAは何を意味しますか?
A7

1987年~1990年まではアスベストを含むものとノンアスベスト品を併売しておりました。
NAは摩擦板の材質がノンアスベスト品であることを表しており、旧アスベスト品と見分けられるようにしていたものです。
1990年以降弊社出荷分は全てノンアスベスト品とした為、同じ時期から形番にもNAは用いていません。

質問へ戻る
Q8 TL250-1とTL250-2の違いは何ですか?
A8

末尾の数字は皿バネの枚数を表しています。TL250-2はTL250-1と同じ皿バネを同じ向きに2枚重ね合わせたものです。
設定トルクは同じ締付け量で2倍になります。それ以外の部品は全て共通です。

質問へ戻る
Q9 ブシュの役目は?
A9

トルクリミターがスリップした時にハブにかかるラジアル荷重を受ける役目をします。

質問へ戻る
Q10 TL500-1にスプロケットRS50-30Tをつける場合、ブシュはどれを選べばよいですか?
A10

ブシュの長さ(厚み)はご使用されるセンタメンバ(スプロケット等)の厚みより短いブシュの中から
最も長いものを選んでください。例えばRS50の場合はB6.5(6.5mm)になります。

質問へ戻る
Q11 スプロケットの加工寸法は?
A11

内径をブシュ外径に合わせて加工していただく必要があります。また、摩擦面(両面)を3S~6Sに仕上げてください。
寸法と公差についてはカタログをご覧ください。

質問へ戻る
Q12 軸穴加工はして頂けますか?
A12

軸穴公差H7、新JISキー溝か加工済みのものを在庫していますのでご利用ください。
また、特殊軸穴加工もお受けしますのでご相談ください。

質問へ戻る
Q13 トルク設定をする場合の0ポイントはどうして決めますか?
A13

調節ナットまたは調節ボルトを手で締め付けてガタのなくなった状態を0ポイントとしています。

質問へ戻る
Q14 トルク設定はどのようにすればよいか教えてください。
A14

0ポイント決定後、調節ナット(ボルト)をゆるく締付けた状態から順次大きな締付量へと実機で確認しながら、
最も適した締付位置を見つけてください。

質問へ戻る
Q15 トルク設定はしていただけますか?
A15

設定トルクをご指示いただければトルク設定をして出荷いたします。但し、軸穴加工済み、センタメンバ付であることが必要です。

形番は末尾に設定トルク値をN・mで表示してください。

例:TL250-1-04022-TH18JD1-N9.8(9.8N・mにトルク設定)

質問へ戻る
Q16 スプロケット付、軸穴工済み品の出荷時のトルク設定はどうなっていますか?
A16

特にトルク設定のご指示が無い場合は、各サイズ共調節ナット(ボルト)を120°で締付けています。

質問へ戻る
Q17 TL350-1にRS50の歯数20Tを使いたいのですが可能ですか?
A17

TL350の使用可能最小歯数はRS50の場合21Tです。20Tですと外径が小さすぎてローラチェーンがハブと干渉してしまいます。
カタログに各サイズの最小歯数の一覧表が記載されておりますのでご確認ください。

質問へ戻る
Q18 過負荷時のスリップを電気的に検出したいのですが。
A18

トルクリミターがスリップした時、回転速度の低下を近接スイッチとデジタルタコメータで検知する方法があります。
カタログに一例を掲載していますので参考にしてください。

質問へ戻る
Q19 トルクリミターカップリングでトルクリミター側あるいはカップリング側のどちらをモータ側に向けたらよいでしょうか?
A19

駆動側、被動側の向きは特にありません。カップリング側の最大軸穴径の方が大きいので参考にしてください。

質問へ戻る
Q20 TL200-1で注文するとブシュはついてきますか?
A20

ブシュ長さが指定されておりませんのでついていません。
ブシュ長さが必要な場合はTL200-1-B6.0のようにブシュのサイズを指示してください。

質問へ戻る
Q21 TL250用の摩擦板と皿バネを注文したいのですができますか?
A21

注文できます。摩擦板はTL250A、皿バネはTL250Sで手配してください。

質問へ戻る
Q22 センタメンバとは何ですか?
A22

トルクリミターに挟んでご使用いただくもののことです。
通常スプロケットが一番多く使われます。スプロケット付トルクリミターを用意しています。

質問へ戻る
Q23 RoHS適合状況を教えてください。
A23

ほぼRoHS適合品に切り替わっております。しかし、在庫の関係で一部切り替わっていない形番もあります。
RoHS適合品が必要な場合は、ご発注時にRoHS適合品と指示してください。

質問へ戻る