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プラローラテーブルの走行レール

注)走行レールについては走行レールの項を参照ください。

2-1. 搬送側走行レール(ST形、RT形)

2-1-1. プラローラテーブル1列使用の場合

プラローラテーブル1列使用の場合
サイズ 寸法 取付ネジ 材質
A B C D X:深さ Y
ST300 4 2.7 9.5 10 Φ3.2:3 Φ1.8 M1.6 なべ小ネジ Pレール
超高分子量
ポリエチレン
RT300 1.6
ST400 7 3.1 12 10 Φ4.0:4 Φ2.2 M2 なべ小ネジ
RT400 1.7
ST500 8.5 3.5 15 10 Φ6.0:4 Φ3.2 M3 なべ小ネジ
RT500 2
RT600 11.7 2.6 19 10 Φ6.0:4 Φ3.2 M3 なべ小ネジ

2-1-2. プラローラテーブルST形多列使用の場合

プラローラテーブルST形多列使用の場合
サイズ 寸法 取付ネジ 材質
A B C D E X:深さ Y
ST300 4.0 2.7 26 10 16.5 Φ8:5 Φ4.2 M4 なべ小ネジ Pレール
超高分子量
ポリエチレン
ST400 7.0 3.1 36.5 10 24.5
ST500 8.5 3.5 43.5 10 28.5

2-1-3. 走行レール取付方法

  • ・走行レールはフレームにベタ受けとしてください。
  • ・走行レールは超高分子量ポリエチレンを使用しますので温度、湿度による伸びが大きいため、フレームへの固定は端部1ヵ所ネジ止めとし、接合部は5mm程度のスキマをあけてください。 走行レール取付方法
  • ・走行レールの両サイドをスチール、またはステンレスの角材などでガイドしてください。 走行レール取付方法

    注)

    • a部:プラローラテーブル内のプラローラ部と干渉しないこと。
    • b部:隣接するトップチェーンなどと干渉しないこと。

※線膨張係数

  • プラレール(Pレール)、PLFレール:20×10-5/℃
  • Mレール:9×10-5/℃

注)

  • 1. プラレールの使用温度範囲
    プラレール(Pレール)、PLFレール:-20~60℃
    Mレール:-20~80℃
  • 2. 蒸気の掛かる条件ではプラレールを使用しないでください。

2-2. 戻り側走行レール

2-2-1. ST形、RT形共通

ST形、RT形共通
  • ・走行レールの両端部は下表の曲げRとしてください。
    サイズ 曲げR
    ST300, RT300, RT400, RT500, RT600 200以上
    ST400 250以上
    ST500 300以上
  • ・運転中に駆動スプロケットの下に上図のようにチェーンにたるみが出るようにしてください。
  • ・走行レールは特定の列のプラローラ部が摩耗しないような形状にします。
  • ・走行レール幅W1はC1(有効幅)-10とします。
  • ・走行レールは超高分子量ポリエチレンをご使用ください。

2-2-2. トップチェーンアクセサリを使用

  • (1)スライディングシュー(TP-C14343T-SD)、スペーサ(TP-C14320T-SP)を使用
    適用チェーン...プラローラテーブルRT形
  • トップチェーンアクセサリを使用
  • (2)スライディングシュー(TP-C14833BT-SD)を使用
    適用チェーン...プラローラテーブルST300、ST400、RT形
トップチェーンアクセサリを使用