技術資料 クラッチ 取扱

BRシリーズ (オープンタイプ) 取扱注意

オープンタイプ

  • 1. 外輪だけを仮組みして、取付精度を確認してください。外輪の取付精度は、右表を参照ください。取付精度が悪い場合は、カムクラッチが破損する原因になるので、注意してください。
  • 2. オイル潤滑で使用する場合の、油面の位置は、内輪の地側の外周部(取付例参照)までとしてください。オイルの入れ過ぎは、発熱の原因になるので注意してください。
  • 3. 減速機などに使用する場合は、ギヤオイルが、カムクラッチ部に侵入しない構造にしてください。特に、極圧添加剤の入っているギヤオイルが侵入すると、カムクラッチの寿命が、著しく短くなるので注意してください。
BRシリーズオープンタイプ取付例

BRシリーズ (パッケージタイプ) 取扱注意

パッケージタイプ

  • 1. 外輪に取付けるトルクアーム、カップリングなどは、強度区分10.9以上のボルトで、しっかりと取付けてください。
  • 2. トルクアームと、トルクアームの回転止メには、必ず2mm程度のクリアランスを設けてください。トルクアームをリジットに固定すると、カムクラッチ内部にコジレが発生して、破損の原因になるので注意してください。
  • 3. 熱風の送風機のターニング装置のように、軸が熱のために、伸び縮みする場合は、カップリング側でこれを吸収できる構造にしてください。
  • 4. カムクラッチにスラスト荷重がかかる場合は、別途スラスト荷重を受けるものを設けてください。
  • 5. 出荷時にグリース封入済です。
BRシリーズ パッケージタイプ取付例

オープンタイプ&パッケージタイプ

潤滑およびメンテナンスについてはこちらを参照ください。