技術資料 ケーブルベヤ - ケーブルベヤ専用可動ケーブル - 取扱上の注意点

取扱上の注意点

リング状に巻いたケーブルの引出し方法

リング状に巻いたケーブルは必ず巻き方向に引出し、輪の上部からスパイラル状に引出さないようにしてください。

リール巻ケーブルの引出し方法

リール巻ケーブルはスパイラル状に引出さず、シャフト等を使用してリールを垂直に設置し、ケーブルがねじれないように引出してください。

ケーブルベヤ内の正しい配列方法

  • ・ケーブルをケーブルベヤ内に挿入する場合、ケーブルを横一列に並べてそれぞれを仕切板で仕切ることができる十分なケーブルベヤ横幅であることを確認してください。
  • ・ケーブルベヤの配列は左右の質量バランスを十分考慮してください。
  • ・ケーブルとケーブルベヤもしくは仕切板と最小すきまは、ケーブル外径の10%または2mmのどちらか大きい方を確保してください。

■正しい配列

■誤った配列

ケーブルベヤへのケーブル配線方法

  • ・張力やねじれを与えないようにケーブルを配線してください。
  • ・ケーブルベヤ内ではケーブルを結束または固定しないでください。

ケーブルベヤ移動端での固定(クランプ)

移動端をフリースパンの長さが最も短い位置に移動させ、移動端でケーブルをクランプさせます。

ケーブルベヤ内のケーブル長さ調整

移動端をフリースパン長さが最も長い位置に移動させ、ケーブルベヤ屈曲部内で引張り勝手や外周面に押し付けた状態にならないよう、緩ませ気味(ケーブルベヤ内周面より浮き上がり気味)に、ねじれがない状態で自由に動かせるようにケーブルの長さを調整します。

ケーブルベヤの固定端での固定(クランプ)

ケーブルに張力を与えない状態を再度確認の上、ケーブルをケーブルベヤの固定位置でクランプさせます。

エアホースや油圧ホースとの配線

エアホースや油圧ホースなどとケーブルを一緒に配線するとホースによりケーブルが潰されたり、押付けられたりすることでケーブル寿命が低下します。必ず、仕切板を設けて、ケーブルとホースを区別して配線してください。