適用事例集 カムクラッチ - 6. ボイラーフィードポンプ, 純水化プラント等

アプリケーション

オーバランニング

カムクラッチの内外輪がかみ合ってトルクが伝達されている場合と、内外輪の回転速度の差や回転方向の違いによって、
空転を続ける場合とが任意に繰り返される使用法です。自動車のフリーホイルの動きと同様です。

対応機種

採用機械

ボイラーフィードポンプ, 純水化プラント等

適用事例

レイアウト

使用目的と動作説明

装置の立ち上がり当初、モータによりポンプを起動します。水は各必要箇所に送られます。
水は各部を循環して、再びプールに戻りますが、この時に水は高い圧力を伴っています。
水がプールに戻る前の高圧を利用し、リカバリーポンプを駆動します。
カムクラッチボックスはモータがポンプを運転している状態では空転を行ないます。リカバリーポンプが
立ち上がりモータの回転数に追いつくとカムクラッチボックスは自動的にかみ合い、モータの負荷を
軽減しますので、モータの消費電力が軽減され、省エネ、CO2排出量の軽減を行なうことができます。

つばき カムクラッチでは・・・

カムクラッチボックスは、ケース内に十分な潤滑油量を確保し、オイルバス、自己潤滑、強制給油など
お客様のご使用条件に合わせて最適な潤滑状態を選択することが可能です。
また、トルク容量・かみ合い回転数・空転回転数に合わせ、豊富なサイズと各潤滑条件をご提案させて
いただく事が可能です。
 ターニング運転用にご使用される場合には、カムクラッチとウォムーギヤ減速機を組み合わせた
TBシリーズを選択いただく事ができます。
カムクラッチとウォーム減速機が組み込まれていますので、コンパクトなターニング装置を実現できます。

カムクラッチ使用のメリット

  • ・カムクラッチは自動的に噛み合い、余分な制御装置は不要です。
  • ・ロスの少ない動力伝達が可能ですので、小容量の設備でも効果が期待できます。