技術資料 タイミングベルト・タイミングプーリ 取扱
取扱上の注意
- ・タイミングベルトは柔軟ですがほとんど伸びないため、伸ばしてプーリに取付けることはできません。
無理にフランジを乗り越えさせると事故の原因となりますので、軸間距離を縮めるか、アイドラを緩めて装着してください。 - ・大量に水の掛かる雰囲気ではカバーなどによりベルトを保護してください。
- ・温度が-15℃~80℃の清浄な雰囲気中で使用してください。油分、埃の多いところで使用するときは水の場合と同様にカバーを取付けてください。
- ・多量の油および溶剤が掛かる雰囲気では使用しないでください。
- ・ベルトはプーリの歯面に巻き付き、動力を伝達しますので、歯面も重要な構成要素です。
ベルトとプーリの歯面に傷がつかないようご注意ください。
タイミングベルトの保管
- ・タイミングベルトは小さく折り曲げないでください。曲げ限度の直径はピッチの4倍です。小さい径に折り曲げると心線が折れ性能が著しく損なわれます。
- ・保管場所は、通常の室温で乾燥した所が好ましく、極端な高温・低温や高湿の場所は避けてください。