適用事例集 直動機器 - 7. ウォーキングビーム

適用事例

ウォーキングビーム

ウォーキングビーム

電気炉製鉄法はアーク放電と呼ばれる雷に似た放電を人工的に発生させ、その放電熱によって鉄を融解し酸素や硫黄などの不純物を
取り除いた上で製鉄を行います。鉄のリサイクルを主とした製鉄法であるため、原料は鉄スクラップで、高炉法より省エネルギーで
消費電力は85%、排出二酸化炭素量も92%も抑えることが出来ます。
成形後速やかに圧廷をかけることができれば効率が良いのですが、圧廷が成形のスピードに追い付けず、被加熱物(ビレット)が
冷えてしまいます。そこで成形から加熱炉を通して圧廷へと進むとビレットは冷めずに圧廷をかけることができます。
ウォーキングビームはビレットを上下から加熱して搬送させるため、通常のコンベアと比較し高効率となります。
パワーシリンダは揺動しながら水平方向に伸縮し、蓄熱式(リゼネ)バーナーの間で効率よくビレットを巡回させるために使用されています。

ウォーキングビーム