技術資料 カップリング 取扱
ローラチェーンカップリング ステンレスシリーズ 取扱
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1. ケースに使用する場合はオイルシールを左右いずれかのスプロケットにシールのリップ方向が、歯部側になるようにはめておきます。
(垂直取付の場合は、上側のスプロケットにオイルシールを取付けてください。) -
2. スプロケットの側面を密着させ、偏角(角度誤差)、偏心(平行誤差)を修正します。
歯の側面の長さTが外周で等しくなるように角度を修正します。
許容偏角(角度誤差) θ = 1°以下歯底にストレートなものを当て、歯底の食い違いがないようにします。
許容偏心(平行誤差) ε = チェーンピッチの2%以下(下表の値を参照ください)形番 CR4012 CR4014 CR4016 CR5014 CR5016 CR5018 CR6018 CR6022 CR8018 CR8022 CR10022 CR12018 CR12022 許容偏心(平行誤差)(ε) mm 0.254 0.254 0.254 0.318 0.318 0.318 0.381 0.381 0.508 0.508 0.635 0.762 0.762 許容偏角(角度誤差)(θ) ° 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 許容エンドプレイ(軸方向変位) mm S±0.68 S±0.68 S±0.68 S±0.88 S±0.88 S±0.88 S±1.02 S±1.02 S±1.32 S±1.32 S±1.52 S±2.02 S±2.02 -
3. 両スプロケットの間をS寸法(寸法表参照)にして、スプロケットをセットスクリューで固定します。
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4. グリースを両スプロケット間のS寸法部につめ、歯部にも塗布します。
次いでチェーンにグリースを塗布しスプロケットに巻き付け、スプロケットの距離を(寸法表S寸法)あけ取付ける。チェーンを巻き付ける。ジョイントリンクを1列目に挿入。
中間プレート(2枚)を入れる。チェーン2列目にジョイントリンクを挿入する。チェーンから飛び出たジョイントリンクに外プレートを入れクリップを取付ける。 - 5. ケースを使用する場合は、ケース両側にグリースを所要量入れ、ボルトで両側のケースをスプロケットにしっかりと取付けます。運転当初わずかなグリースの漏れがありますが、間もなく安定します。漏れが止まらない場合は、取付けに問題がないかを確認ください。