技術資料 減速機 DCブラシレスモータ 取扱

ここでは、DCブラシレスハイポイドモートル・ドライバに関する一般取扱について記載しています。

詳細につきましては、製品に添付しています取扱説明書をご参照ください。

保守

日常は次のような要領で五感や簡単な測定具を用い、運転状態に注意していただく程度の保守で結構です。

  • ・騒音...いつもより騒音は高くないか?周期的な異常音は発生していないか?
  • ・振動...異常な振動はないか?
  • ・温度上昇...いつもよりモータの温度は高くないか?

潤滑

1. グリース潤滑

潤滑は、グリース潤滑方式を採用しています。

2. グリース封入済み

製品出荷時に、無鉛系グリースを規定量封入してお納めしていますので、そのままご使用ください。

3. グリース交換

グリースの交換・補給はほとんどの場合不要ですが、20,000時間を目安にして交換していただければより長持ちします。尚、グリース交換は弊社修理工場で有償にて対応いたしますのでご依頼ください。

4. グリース封入量

(H:中空軸、U:フェイスマウント)

モータ容量 枠番 減速比 封入量
kg
H U
0.2kW 20 22 1/10 ~ 1/25 0.27
1/30 ~ 1/60 0.23
0.4kW 30 28 1/10 ~ 1/50 0.33
0.75kW 35 38 1/10 ~ 1/30 0.67
1/30 ~ 1/50 0.53

5. オイルシール

減速部の軸封には接触式のオイルシールを使用しています。

ほとんどの場合交換不要ですが、10,000時間を目安に交換していただければ、減速機をより一層長持ちさせることができます。

オイルシールは、使用条件により寿命時間が変化しますので、10,000時間以内でも交換の必要が生じることがあります。

また、食品機械等特に油気を嫌う装置では、故障・寿命等での万一の油漏れに備えて、油受け等の損害防止装置を取付けてください。

※運転開始初期において、まれにオイルシールのリップ部から、組立時に充填された余分なグリースがにじみ出る場合がありますが、減速機の機能として問題はありません。