技術資料 減速機 マイタ・ベベルギヤボックス 取扱

ここでは、取扱に関する一般事項について記載しています。

詳細につきましては、製品に添付しています取扱説明書をご覧ください。

5. 日常点検・保守

5-1. 保守に際し

  • ・保守の際は、作業に適した服装、適切な保護具(安全眼鏡、手袋、安全靴等)を着用してください。
  • ・二次災害を引き起こさないように、周辺を整理し安全な状態で行ってください。
  • ・必ず電源を切り機械が完全に停止した状態で行ってください。また、不慮に電源が入らないようにしてください。
  • ・運転中のマイタギヤボックス・ARAギヤボックスは、熱くなっており直接手を触れると火傷の危険がありますのでご注意ください。

5-2. 日常点検

日常は、下記の要領で必要な測定器具を用い、運転状態に注意してメンテナンスを行ってください。

下表に従って必ず日常点検を行ってください。日常点検を怠るとトラブルの原因となります。

点検項目 点検内容
騒音 いつもより騒音は高くないか。異常音は発生していないか。
振動 異常な振動はないか。また、急激な変化がないか。
表面温度 異常に高くないか。また、急激に上昇してないか。
オイルレベル 停止時に油面が規定の位置にあるか。
据付ボルト 据付ボルトにゆるみが生じていないか。
チェーン・ベルト ゆるみが生じていないか。
潤滑油の汚れ具合 摩耗粉などによる汚れがないか。
潤滑油の漏れ 減速機の各接合部あるいは、オイルシール部、フタ部から油漏れが生じていないか。
プレッシャーベント エアー抜き用の穴が目詰まりしていないか。

日常点検でなんらかの異常が認められた場合は、「トラブルシューティング」に従って処置を行ってください。
それでも回復しない場合は、お買い上げの店へご連絡ください。

6. 分解・組立

  • ・絶対に分解しないでください。
  • ・本機は、その性能を十分発揮させるために、歯当たり調整やベアリング調整を行っています。
  • ・分解が必要な場合は、当社までご連絡ください。