DCブラシレスハイポイドモートル
自動化・省エネ化へのニーズに応える
モータ選びの新基準、つばきの次世代モータ
「DCブラシレスモータ」は、サーボモータのような速度制御を可能とし、コストパフォーマンスに優れたモータです。さらに省エネで環境にもやさしくコンパクト。つばきのハイポイドギヤと組み合わせることで、モータ本来の脱調しないねばり強いトルクを最大限に発揮します。
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永久磁石の力で高効率
速度制御ならつばきのDCブラシレスモータ!
「DCブラシレスモータ」は、ロータに永久磁石を採用し、コンパクトで高効率を実現したモータです。
専用のドライバから電源供給と回転指令を受けてモータを駆動する仕組みとなっており、モータの回転速度をセンサで検知してフィードバック制御をしているため、速度制御に優れています。
従来、速度制御をする場合は、インバータ駆動もしくはサーボモータを使用する機会が主流となっていましたが、ここ数年、新たな選択肢としてDCブラシレスモータが注目されています。
- インバータを使用して速度制御しているが、変速範囲が狭くトルクが不足している。
- 省エネのために、高効率なモータを使いたいが、サーボモータは高すぎる...
- サーボモータを使っているが、速度制御しか使っていない。
...等々の要望にお応えするモータ、それがDCブラシレスモータです。
インバータ駆動、サーボモータとの比較
優れた速度制御
対インバータ駆動
内蔵したホールICにより、モータの回転速度を検出し、ドライバへフィードバックをすることで負荷変動時も安定した回転速度を実現!
広い可変速範囲
対インバータ駆動
モータ回転速度範囲
100~2500 r/min
コンパクト
対インバータ駆動対サーボモータ
サーボモータに減速機を取り付ける場合、フランジ取付となるため全長が長くなりますが、DCブラシレスハイポイドモートルはビルトインタイプのため、非常にコンパクトとなり、装置のスペースセービングに貢献します。
高効率なため損失が少なく、モータの小形化、冷却ファンを無くすことが可能となり、よりコンパクトを実現します。
インダクションモータと比較して
モータ部全長38%コンパクト化
(例) 0.2kWで67.2mm短くなります。
コストパフォーマンスが良い対サーボモータ
DCブラシレスモータは速度制御に特化しており、多機能なサーボモーターと比較して価格がリーズナブルです。
DCブラシレスハイポイドモートル+ドライバ (0.2kW 直交軸タイプ減速機付) |
メーカ希望小売価格で約¥105,000~ |
サーボモータ+サーボアンプ (0.2kW 直交軸タイプ減速機付) |
メーカ希望小売価格で約¥253,000~ |
さらに、つばきだけの独自機能として
モータ内部に温度センサを搭載し、焼損防止
モータ内部に温度センサを内蔵し、巻線温度の常時監視により、モータの焼損保護を実現。起動頻度が多い用途でも、安心してご使用いただけます。
モータを思いのままに制御する専用ドライバ
つばきでは多彩な動きを実現するための専用ドライバを開発、誰でも簡単に動きをコントロールできます。
モータの状況を監視しているため、負荷状況に応じて最適な回転速度に切り替える、決められた位置まで自動的に運転する等が可能です。さらに、通信機能を搭載しているため、遠隔監視も簡単です。
通信機能による予知保全、遠隔監視を実現
通信機能を搭載しており、モータの過熱、過負荷検知などを素早く検知し、モータを停止させることが可能です。
PLCと接続
常時、運転状態を監視しているので、状況に応じた速度制御が可能で、遠隔監視してデータをアップロードします。
(オプションの通信ケーブルが必要)
通信仕様は汎用性の高いModbus-RTUを採用し、RS-485に加えてPCと簡単に接続可能なマイクロUSB端子も搭載しています。
PCと繋げることでパラメータの設定、専用ドライバのアップデートが可能
専用のPC用ソフトウエアを使用すれば、各パラメータの設定も簡単に変更できます。今後、ドライバ用プログラムのアップデートにより新たな機能を追加していきます。
ソフトウェアバージョンアップのお知らせ
2024.03.01 誤記を修正しました。
(Ver2.0.1)
2023.10.02 ・試運転機能追加※/メモリに書き込まない機能追加※しました。
・リアルタイムモニタ変更/IOモニタ追加※しました。
・エラーコード表示追加しました。
・パラメータ説明追加しました。
・動作の安定性向上を実施しました。
(Ver2.0.0)
※2023年10月1日以降出荷のドライバから使用できます。
2023.04.26 動作の安定性向上を実施しました。
(Ver1.0.14.0)
2023.03.27 プログラム運転ポイント数切替の変更、プログラム運転条件の追加、動作の安定性向上を実施しました。
(Ver1.0.13.0)
アップデート版は、ソフトウェアの動作安定性が向上しておりますので、ご使用いただくことを推奨します。
対応ドライバは、2023年4月以降の出荷分になります。
※以前に出荷したドライバに関しても、アップデート版にて使用可能です。
但し、追加された一部機能は使用できません。詳細は取扱説明書を参照ください。
DCブラシレスハイポイドモートルは用途に合わせて最適な運転が選択可能です。
JOG運転
正転もしくは逆転信号をONにするとモータが動き始める運転です。
水平コンベヤ
質量の異なる複数のワークを送した場合でも、速度が安定しており、低速から高速まで幅広い可変運転が可能です。
採用理由
- 安定した速度制御が可能
- ねばり強いトルク出力
- 異常発生を素早く検知
位置決め運転
設定した回転量で停止位置を把握し、正確に停止します。
包装機
装置内でラッピングと内容シールを貼り付け、送り出す作業を高速でコントロールします。
採用理由
- 高速・高頻度運転を実現
- 一定速度での運転が可能
- 加減速運転制御が容易
プログラム運転
事前にパラメータにて設定した通りに自動運転する機能です。
撹拌機
材料を均一にかき混ぜるためには、粘度が変化した場合で一定の速度でモータを運転させる必要があります。DCブラシレスモータは速度制御に優れているため最適です。
採用理由
- 安定した速度制御が可能
- 粘り強いトルク出力
- 撹拌物に応じて運転モードの切替えが容易
トルク制限運転
出力軸トルクを監視し、一定のトルクを超えないようにする運転です。
ねじ締め機
トルク制限(モータ負荷率)を設定することで、締めすぎによる破損を防止します。
採用理由
- 通信機能で負荷率のモニタリングが可能
- モータがコンパクト
- 摺動部が無いため高寿命
ラインアップ
シリーズ
- DCブラシレスハイポイドモートル
対応容量
0.2, 0.4, 0.75kW
減速比
1/10~1/60
ブレーキ付もラインアップしています。